徳地中学校はこれまで何度も山口県を制し、2015年には中国大会で優勝するなど、近年公立ながら結果を残しています。そのベースにあるのが中川先生の
「選手が“みずから”うまくなっていく」指導術です。
練習ではあえて細かい指示を出さないかわりに、いろいろな条件を与えてやります。その条件をクリアするために何をすればいいか、選手たちは自分で試行錯誤をしていくことになるのです。
毎日行うスキル練習にも一工夫を加え、日数を経るごとに上達ができるよう組み立てています。
また、実戦に活きる練習を多く取り入れ、ゲームに強い選手を育成することを目指しています。
部活動ができる期間は2年半だといわれていますが、休みなどを考慮すると実質活動できるのは800日程度になります。
その期間で様々なスキルを落とし込み、チームとしての強化を行っていかなくてはなりません。
これは時間や場所に制約のある公立校では、なかなか大変な現実だといえるでしょう。
しかし、この厳しい制約のなかでも、
徳地中学校・中川先生は、結果を残しているのです。
本作では、そんな中川先生の
「勝つための指導法」を収録しています。
購入特典!! 中川流の指導方針をまとめた「指導者ハンドブック」がダウンロードできる!
弊社HP上の「特典ダウンロードセンター」にてダウンロードができます。
※DVDパッケージに記載されたパスワードを入力後、手順に沿ってダウンロードしてください。
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身につけておきたい体力的要素、技術要素をウォーミングアップに組み込んでいきます。意外と身につきにくい助走の動作やローリングなどの動きも、毎日行うことで少しずつこなせるようになってきます。その後はレシーブの指導。技術的なミスよりも“連係のミス”をなくすための基礎練習を行っていきます。
■イントロダクション
■ウォーミングアップ
助走、ジャンプ、ブロックなどの動きづくりをウォーミングアップに組み込んで毎日行います。
ボールを使った対人のアップも、段階的に技術が身につくようにプログラムされています。
◎動きづくりのアップ
◎ボールを使った二人組のアップ
■レシーブ
指導者が様々なレシーブのパターンを用意し、そのなかで自然と対応力が身につくように工夫されています。
ここでは「誰がレシーブするのか全員が理解する」という、ゲームで必要になる要素を養います。
◎スリーマン
◎フォーメーションの中での決まりごと(1)
◎フォーメーションの中での決まりごと(2)
◎難しいボールのレシーブ
■レセプション
徳地中では毎日朝練でサーブとレセプション練習を行っています。
ここで大切なのが姿勢とステップ。同時になるべく低い位置で捕ることを意識します。
アイディアが練習で効率よく、楽しくそしてケガ防止につなげている
ウォーミングアップが練習の集大成。ほとんどの技能をここで身につける
約束練習の定着と、指導者のアイディアによる多彩な練習を行っている
球拾いのみの選手をつくらず、全員練習に参加させる工夫をしている
↓ポイントの指導を行っている様子を実際にご覧ください!↓
各スキル練習において必要な考え方、練習に設定する条件を解説していきます。それぞれが実戦でどのように活きてくるのか、選手に感じさせることが重要となります。5対5や6対6の実戦練習では、選手たちに条件を課していきます。選手がアイディアや発想を持ったプレーができるよう工夫していきます。
■イントロダクション
■セッター
手首のキレ、右足を軸にすることを意識させたセッター練習です。
体のどこを使っているか、常に同じ力でトスを上げるということを定着させていきます。
◎パス力の養成
◎負荷を加えたトス
◎ゲームを想定したトス練習
■ブロック
レシーブにもつながることから、ブロック練習は必ず行いたいところです。
きちんとしたステップを身につけることでスキのないブロックをつくることができます。
◎動きづくり
◎3本連続ブロック
■サーブ
サーブミスに対しては決して叱りません。そのぶん攻めるサーブを打ちたいところ。
ここでは様々な目印を置いたかたちでのサーブ練習を紹介しています。
■スパイク
全力で打つスパイクを常に練習しておきます。
日ごろからセッターとのコンビを行っておくことで、実戦でもミスのない連係につながります。
◎全力で打つ
◎セッターとのコンビ練習
■5対5
練習の最後には必ずこの5対5を行っています。
ブロックやアタッカーに条件を加え、どんな状況にも対応できるような力をつけていきます。
■6対6
実戦練習を行う際にも、ルールを限定するなどの工夫を加えます。
選手が自ら考えていかないといけない状況を、あえてつくっていきます。
実戦練習、特に「5vs5」の練習をたくさん行っている(1時間しか練習ができないとき、やるのはウォーミングアップと5対5)
ブロックが守備の中心。ブロックの善し悪しがレシーブの善し悪しにつながる。
サーブミスは決して叱らない
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【第1巻】技術向上のウォーミングアップ&連係強化のレシーブ練習
【第2巻】実戦に強くなるためのスキルとパターン練習
2015.10