第43回 全国中学校バスケットボール大会 優勝校
愛知県津島市立藤浪中学校女子バスケットボール部監督 鷲野 鋭久氏による最新指導DVD

攻防の基本を徹底するバスケットボール実戦ドリル集
~藤浪中学校・鷲野監督の進化するファンダメンタル~

商品番号835-S
枚数全4枚
セット価格32,000円+税(送料別)
単巻価格8,000円+税(送料別)

サンプルムービー

コンテンツ内容

  1. ★原点回帰!春夏秋冬、徹底するならこの練習!!
  2. ★技術や気持ちを徹底・継続することで強くなる!
  3. ★多忙な中学校現場で能率的・合理的に練習を徹底できる環境をいかに作れるか・・・そのヒントが満載!
  4. ★指導者の味付け次第で練習の質や中身が変わる!
  5. ★素晴らしい練習、ドリルは、形は変わっても後世に残っていく!
指導・解説鷲野 鋭久(愛知県津島市立藤浪中学校女子バスケットボール部監督、JBA U-15女子トップエンデバーコーチ)
実技協力愛知県・藤浪中学校女子バスケットボール部(2013年度全国中学校バスケットボール大会優勝)

スケットボールに限らず、どのスポーツにおいてもその練習方法は淘汰され、出尽くした感があります。
しかし、本当に「良い練習」というのは少し形が変わってもずっと長い期間残ってきているものです。そして「良い練習」というのは対人競技においては、常に相手との「攻防」の中で判断力を高めていく工夫が含まれているものでしょう。

良いバスケットボールをするためには、思い通りにボールを扱える正確な技術(クローズドスキル)と対人の状況で的確にプレーを選択できる判断力(オープンスキル)を高めていかなければなりません。そしてそれら二つのスキルを連続的に伸ばしていくことで「パーフェクトスキル」が身についてくるのです。

今回ご紹介するDVDは、まさに原点回帰!過去何年にもわたって行われてきた練習の中から「良い練習」にフォーカスし、厳選したドリルをご紹介します! ジュニア期からの育成においては「良いもの」を「反復」して「習慣化」し、「徹底」していくことがさらなる上達へのKeyになります。ぜひ、日々の指導に、練習にお役立てください!!"

第1巻
原点回帰Ⅰ~フリーアップドリル&球際ドリル~
(61分)
チーム練習に入る前に各個人が準備をするために行うフリーアップ、最低限強化すべきドリルを各個人レベルで目的意識を持って行うことが大切です。 そして「ボールをなくさない!」自信をつけるための球際ドリル。Key Wordは「ボールミート、ボールキャッチ、ボールムーブ、ボールポジション」、すべて意識して習慣化させていくことが大事です。
■イントロダクション
■フリーアップドリル
・解説
・雑巾がけ&縄跳び
・外傷予防プログラム
・ドリブルアラカルト
・コーディネーションドリル
・コート外メニュー
■球際ドリル 
◎クローズドスキル
・解説
・ピボットドリル
・突き出し

◎オープンスキル
・ドリブルなし2対2
・ドリブルなし3対3
第2巻
原点回帰Ⅱ~軸づくりドリル&ファーストブレイクドリル~(79分)
自分のスピードをコントロール出来ずファールを犯すことは良くあること。ここでは自分の能力(スピード)を自分がコントロール(ストップ、キック)できる重心を身につけます。 ファーストブレイクドリルではバスケット的な足元、走れる選手を作ることとオールコートのスペーシング(たて、真ん中、オープン)を学びます。
■イントロダクション
■軸づくりドリル 
◎クローズドスキル
・解説
・ステップインアラカルト
・フラッシュドリルアラカルト

◎オープンスキル
・ステップインシュートドリル
・フラッシュシュートドリル
■ファーストブレイクドリル
◎クローズドスキル
・解説
・三角パスアラカルト
・三角ハンドオフパス
・スクエアパスアラカルト

◎オープンスキル
・セカンドブレイク
・フリースローからのブレイク
第3巻
原点回帰Ⅲ~ディフェンスドリル~(49分)
ジュニア世代での勝敗の分かれ道といっても過言ではない大切な技術です。Key Wordは「相手がしたいことをさせない守り」、つまり持たせない、打たせない、抜かせない、空けさせない、入れさせない・・・です。 得点や派手なプレーに表れない目立たないところでがんばれるメンタルを作り上げることも、大事な要素です。
■イントロダクション
■ディフェンスドリル 
◎クローズドスキル
・解説
・シグナルフットワーク
・スクリーンアウト・リバウンド
・ディフェンスフットワーク
・クローズアウト

◎オープンスキル
・パスラインディフェンス
・ゲッツー①
・ゲッツー②
・3対3ドライブモーション
・4対4ディフェンスドリル
第2巻
原点回帰Ⅳ~あわせドリル~(58分)
あわせドリル、Key Wordは「人もボールも動くバスケット」。 止めない、止まらない、見ること、待つこと、タイミング・・・ディフェンスが守りづらいところを突く感覚を研ぎ澄ませ、ボールのオフサイド側(3人目)の動きが特に重要です。 あわせる感覚、感性をドリルの中で身に染みこませていく、極上のドリル集です。
■イントロダクション
■あわせドリル
・解説
・2対2連続ドリル
・3対2連続ドリル
・3人組連続ドリル
・3対2総合練習
・あわせシュートドリル
・4人のあわせシュート
・5人のモーション
・トライアングルポスト
■スペシャルメニュー 
・シュートアラカルト
■おわりに

指導者インタビュー

第4弾のテーマを教えていただけますか?

今回は、私が28年間、ジュニア期の子どもたちを指導させていただき、教えられながら学んできたことで特に徹底して練習しておいた方がいい実戦と理論を紹介させていただきました。
色々なスキル、ドリルがある中で、いかに合理的に身に付けることができるかを考えた時に、なかなか一朝一夕にはいかないものの、いい練習ドリルというのは今も残っているものなんじゃないかなと。
その中で、特にこういった部分のこの練習を徹底していけば身に付けやすいと私自身が感じたドリル、そしてそのやり方とあり方を紹介しています。

全巻を通して、個々で必要なスキルと、対人の状況で必要なスキルを合わせて紹介しているので、練習の効果がダイレクトに伝わる内容になっていますね。

そうですね。今回のDVDでは「クローズドスキル」と「オープンスキル」という言葉を使っていますが、クローズは目を閉じてもできる技術、オープンはきちんと周りを見てやらなくてはいけない技術です。
クローズドスキルとしては「自分の思い通りにボールを扱える正確な技術」を追求すること、オープンスキルとしては「対人の状況で最もふさわしいプレーを選択する的確な判断」を身に付けることを目的としています。
パーフェクトスキルは、この二つを連続体として伸ばしていくことを言うのですが、これがジュニアの年代にとっては非常に大事になってくると思いますね。

練習や試合で最大限に能力を発揮するためには、準備段階からどんな意識で行うことが重要になってくるのでしょうか?

フリーアップは、自分の意志で、自分自身の今の現状をしっかりと踏まえた上で、チーム練習に入る前に各個人でそれぞれが準備するための時間になります。
バスケットはハビット、習慣のスポーツですから、最低限強化していかなければならないドリルを、各個人のレベルで目的意識を持って行うことが大切になってきます。
例えば、自分は股関節が硬いから、ドリブルが苦手だから人よりもそこを強化しよう、というような時間にしたいわけです。
また、特に中学校現場での時間の使い方として、授業後に全員集合するまでの時間を効果的に使うためにも大切なので、1巻目のフリーアップドリルではそういったところを重点的に紹介しています。

フリーアップドリルのコート外メニューも、時間や場所の制約が多い中学校現場ではとても参考になる内容だなと思いました。

通常の学校現場では、いつもコートが使えるとは限りませんからね。
体育館のステージやグラウンドをいかに合理的に、能率的に、効果的に使うかが指導者の発想なんじゃないかと思います。
その中で、私が昔から継続的にやってきて効果のある練習メニューを、2・3紹介させていただきました。

各巻の見どころはどの辺りになりますか?

1巻目の球際ドリルは、「ボールをなくさないという自信」を身に付けるために、中学のようなジュニア世代に必ずやっていかなければならない練習になってきます。
ここではキーワードとして、4つのポイントを上げています。

1.ボールミート→ボールを自ら取りに行くこと
2.ボールキャッチ→ボールをきちんと掴むこと
3.ボールムーブ→ボールを取られないように素早くいいポジションに移動すること
4.ボールポジション→相手・自分・ボールというように、いいポジションにきちんと持っていくこと

DVDではこういったキーワードを大事にしながら、順番に紹介しています。
また、2巻目では、軸づくりドリルとファーストブレイクドリルを取り上げています。
軸づくりドリルは、自分の能力、スピードを自分がコントロールする、スキップ、キックできる重心を身に付けるためのドリルです。
スピードをコントロールできずにファールを犯すケースがあまりに多いんですよね。
ファーストブレイクドリルは、ディフェンスでボールを守った後、速攻=ファーストブレイクをするため、密集地帯でボールを取った時に第一のパスをきちんと出してバスケット的に走る、バスケット的な足元をつくるドリルです。
あとは縦、真ん中、オープンというようにきちんとオールコートのスペーシングを見て、ただドリブルで突っ込むだけじゃなくて、状況判断をしてやることが大切になってくると思いますので、その辺りにも触れています。
3巻目のディフェンスドリルは、中学のジュニア世代としては、特に勝負をわけるといっても過言ではない大事な技術ですね。得点に表れない、目立たないところをがんばるメンタル、みんなで守り抜いた時の感動は何倍も効果が出てくるんですよ。
キーワードとしては、「相手がしたいことをさせない守り」をするべく、5つポイントを置いています。

1.持たせない→パスのラインをきちんと切って前を切られないようにする
2.打たせない→相手のシュートにプレッシャーをかけ、まず打たせないようにする
3.抜かせない→1対1の状況でもしっかりと外足キックでコースチェックをする、抜かれた場合もドライブカバーをしてゴールまでは抜かせないようにする
4.空けさせない→クローズドアウトできちんと間をつめる
5.入れさせない→シュートを打った後にしっかりとスクリーンアウトをする

そして4巻目のあわせドリルは、この年代で私が最も大切にしているドリルを紹介させていただきました。
キーワードは「人もボールも動くバスケット」。止めない、止まらない、見ること、待つこと、タイミング・・・ディフェンスが守りづらいところを突く感覚を身に付ける練習をできるだけ入れさせていただきました。
ここでは、特にボールのオフサイド側の3人目の動きが大切になってきます。あわせる感覚、感性をドリルの中で身に染みこむまでやっていくことが大切です。

最後に、購入を検討されている指導者の方へメッセージをお願いします。

今回紹介させていただいたものは、私が色々な立場でジュニアの子どもたちを指導してきて、子どもたちから学んだことです。いかに合理的に、効果的にいい練習を徹底するか。
すぐには身に付けられなくても、感覚や感性を目的ある練習で、いかに徹底して身に付けさせるか。
いい練習、いいドリルは形が変わってもいつまでも残っています。理論と実践、理にかなった練習で、日々子どもたちと向き合っていくことが指導者の勝負。
大好きなバスケット人生を楽しむために、今回のDVDが少しでも参考になればと願っています。

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