投球肩/投球障害
〜ゼロポジション保持機能に着目して〜
【DVD2枚組・分売不可】
商品番号 ME313-S
販売価格15,000円(消費税込:16,500円)
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ME310
※本作は【理学療法士】だけではなく、【柔道整復師】にも参考にしていただける作品になります。
■実技・解説:田村 将希, PT, PhD
(昭和大学スポーツ運動科学研究所/昭和大学藤が丘リハビリテーション病院)
商品No.ME313-S
リハビリテーションの最高峰・昭和大学スポーツ運動科学研究所による
「ゼロポジション保持機能」から考える投球障害へのアプローチ!
投球障害肩の原因は、
運動連鎖のタイミングの合っていない投球フォームにあり、最終的に肩へ過剰な負担がかかることから障害へと発展します。
投球動作は【下肢から生じるエネルギーを指先に伝達する動作】であり、投球動作で最もメカニカルストレスが増大する加速期において、
肩甲上腕関節は大きな運動を行うことなく、ゼロポジションを取り続けることが望ましいとされています。
臨床における投球障害肩に対する評価・治療の流れを理解する
ここでは、投球障害を診るために抑えておかなければならない、
★投球動作のバイオメカニクス
★投球障害肩の病態
についてまず解説し、次に
★ゼロポジション近似肢位での肩関節外旋筋力(Zero外旋)
★肘関節伸展筋力(Zeroリリース)
の評価方法などを用いてその病態の診断・評価を行います。
そして【Case Study】を用いて
臨床での治療・理学療法の内容とその流れをご覧いただき、さらに患者へ処方する自主トレーニングまで、実技を交えて丁寧に解説していきます。
野球選手と関わるセラピストの皆様にとって、日頃の臨床に活かせる内容となっています。
肩ゼロポジションについて
肩ゼロポジションは、
【前額面】では、肩甲棘と上腕骨の長軸が1直線上に配列し、
【水平面】では、scapular plane上に上腕骨が位置する肢位
とされている。
この肢位は、腱板による筋ベクトルが求心位方向に生じるため、
肩甲上腕関節が最も負担の少ない肢位とされている。
投球動作において、肩関節や肘関節にかかる負荷を軽減するために、
加速期でこの肢位を取り続けることが重要なポイントとなる。
治療アプローチは【下肢】から!ダイジェスト動画をご覧ください
サンプル動画
≪収録内容≫
ME313-1「投球動作と投球障害/診断・評価」(61分)
投球動作のバイオメカニクスと投球障害肩の病態についてまず解説し、次にゼロポジション保持機能テスト、及び整形外科的テストを用いた病態の診断・評価について紹介する。
■はじめに
■投球動作のバイオメカニクス
・投球動作での運動連鎖のイメージ
・投球動作の相分類
・ゼロポジションとは
・後期コッキング期に肩・肘関節にかかる力学的負荷
・後期コッキング期の肩複合体の運動
■投球障害肩の病態
・インピンジメント症候群(関節内インピンジメント)/後上方インピンジメント(PSI)/前上方インピンジメント(ASI)
・肩外転位内旋可動域の減少
■診断・評価
◎ゼロポジション保持機能テスト
・Zero外旋テスト
・Zeroリリーステスト
・Zeroリリース筋力およびZero外旋筋力と関節モーメントとの関係
・等速性Zeroリリース筋力の特徴
・Zero外旋・Zeroリリーステスト陽性の場合の評価・治療の流れ
◎整形外科的テスト
・腱板機能テスト(徒手外転抵抗テスト)
・インピンジメントテスト(Neer test、Hawkins test)
・上腕二頭筋長頭腱(LHB)テスト(Speed test /Yagason test)
・肩甲上腕関節不安定性テスト(Anterior apprehension test /Load & shift test /Sulcus sign)
・関節唇ストレステスト(Modified crank test)
・ストレステスト(HERT:Hyper external rotation test)
ME313-2「治療・理学療法と自主トレーニング」(67分)
Case Studyを用いて、投球障害肩に対する治療・理学療法の内容とその流れをご覧いただき、さらに患者へ処方する自主トレーニングを、実技を交えて紹介する。
■治療・理学療法
◎Case Study:Case 1 / インターナルインピンジメント(PSI)
【評価】
・肩関節機能評価、ゼロポジション保持機能評価、姿勢・肩甲骨位置、体幹機能、股関節機能、投球動作、身体機能的つながり
【治療アプローチ】
・非投球側股関節可動域制限:大殿筋ストレッチ、大腿直筋ストレッチ、大腿骨上での骨盤回旋運動
・腹斜筋機能不全による下部体幹安定性低下:腹斜筋群エクササイズ
・僧帽筋下部・前鋸筋エクササイズ、外旋筋収縮させた状態での上方回旋運動
【介入から2週間〜1か月後の結果】
◎Case Study:Case 2 / Zero外旋・Zeroリリーステスト陽性
【評価】
【治療アプローチ】
・骨盤後傾位改善のため:大殿筋ストレッチ、ハムストリングスストレッチ
・猫背・肩甲骨下方回旋位改善のため:胸郭ストレッチ
【結果】
■自主トレーニング
・大殿筋ストレッチ、大腿直筋ストレッチ
・胸郭ストレッチ
・上腕三頭筋ストレッチ
・腹斜筋群エクササイズ
・体幹回旋運動
・前鋸筋エクササイズ、僧帽筋下部エクササイズ
・肩甲骨運動
・大腿骨上での骨盤回旋運動
・下肢との連動を意識した運動
2023.11