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保健室・部活動で知っておきたいスポーツ傷害〜膝関節編〜

保健室・部活動で知っておきたいスポーツ傷害
〜膝関節編〜
【全1巻】

商品番号 Y27-S

販売価格7,000円(消費税込:7,700円)

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スポーツ傷害とは?…スポーツ傷害は、打撲や捻挫、骨折など外力によって発症するスポーツ外傷と、筋膜性腰痛、野球肘、シンスプリント、オスグッド病、疲労骨折など使い過ぎ(over use)によって発症するスポーツ障害の総称です。2つの高校でスポーツ傷害の内訳を調べたところ、スポーツ外傷は360例中213例、スポーツ障害は147例と、およそ6:4の割合で発症していることが分かりました。使いすぎで起こるスポーツ障害は決して少なくないのです。また、スポーツ傷害による退部の割合で言うと、70%以上の生徒が使いすぎでスポーツ障害によって競技を断念せざるを得ない現状が見えてきました。痛みが軽くなればすぐに復帰しての繰り返しで、結局100パーセントのパフォーマンスが出せず、泣く泣く競技を離れなくてはならないからです。ケガなどのスポーツ外傷を発見することは比較的安易ですが、発見も困難かつ復帰にも時間のかかるスポーツ障害は選手生命に大きく関わるだけに、痛みの部位を正確に確認し、生徒に伝え、きちんと受診するよう指導することが何よりも大切です。


子どもの訴えを聞き逃さない!
選手生命を脅かす原因を早期発見&治療!!

運動器検診の実施に伴い、
育成年代における適正なスポーツのあり方について関心が高まっています。

そこで、保健室や部活動でぜひ知っておいてほしい膝のスポーツ傷害(外傷と障害)について、実技を交えてわかりやすく解説します。

子どもたちの体の異変を早期発見・治療し、競技を断念することのないよう、
ぜひ現場で生かしていただければ幸いです。

指導・解説は、千葉県を中心に、スポーツ整形外科医として多くの選手と向き合っている土屋先生。

選手の将来を考え、親身になって治療する姿勢に、多くの選手が信頼を寄せ、県内各地から集まってきます。






多くの日本代表サッカー選手を診てきた
経験と実績から生徒たちを救います!

学校現場で良く起こる膝のスポーツ傷害と応急処置の方法は?


■解説:土屋 敢
 (北千葉整形外科美浜クリニック スポーツ医学・関節外科センター センター長/医学博士)


〔プロフィール〕
千葉大学医学部整形外科大学院卒業。医学博士、日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会スポーツ専門医/脊椎脊髄病専門医、日本体育協会公認スポーツドクター、千葉県サッカー協会 正会員・スポーツ医学委員会副委員長。育成年代のサッカー選手をはじめとした多くのスポーツ選手の治療経験や各カテゴリーの代表への帯同経験を生かし、スポーツ選手の的確な診断、手術、治療、さらには予防を施すことで各選手が将来、様々な形でスポーツに関わるためのサポートを行っている。2006年〜2008年には、北京オリンピックサッカー男子日本代表チームドクターも務める。

■実技協力:
 北千葉整形外科美浜クリニック




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■イントロダクション

■スポーツ傷害とは?
*スポーツ外傷とスポーツ障害/スポーツ傷害の内訳/スポーツ外傷・障害の発生部位と退部の割合/発生部位別の症例/種目別の症例

■膝のスポーツ障害の圧痛部位と好発年齢

<10歳前後に最も注意すべき疾患>
■離断性骨軟骨炎
*症状/痛みの訴え方の特徴/治療方針

<成長期の代表的な膝のスポーツ障害>
■ヨハンソン病
*症状と好発年齢/≪実技≫圧痛部位の確認/治療の経過について

■オスグッド病
*レントゲンの病期分類/チェック方法/オスグッド病の予防策/発症原因〜足関節背屈制限〜/
≪実技≫チェック方法①しゃがみ込みテスト ②片脚スクワット/大腿四頭筋ストレッチ

<起こりやすい膝のスポーツ障害>
■腸脛靭帯炎
*症状と対策/≪実技≫圧痛部位の確認(グラスピングテスト)

■ジャンパー膝
*症状/≪実技≫圧痛部位の確認

■半月板損傷
*症状/手術症例の検討/術後のスケジュール/≪実技≫圧痛部位の確認

■膝蓋骨脱臼
*症状/膝蓋骨と大腿骨の位置関係/原因と病態/膝蓋骨脱臼を起こしやすい構造上の特徴/診断と治療/術後のスケジュール/脱臼の早期整復について
≪実技≫膝関節の解剖/発症しやすい要因:にらめっこ膝(X脚)/圧痛部位の確認

<起こりやすい膝のスポーツ外傷>
■前十字靭帯損傷
*症状/診断/発症状態と治療方針/手術後のスケジュール/前十字靭帯損傷と学生スポーツの問題点/成長期(骨端線未閉鎖)の発症/術後の再断裂について
≪実技≫発症しやすい要因:切り返し動作(カッティング)/リスクのあるトレーニング ①馬跳び ②ハードル

■内側側副靭帯損傷
*症状/≪実技≫徒手的なチェック方法/復帰の目安

<診断方法と応急処置>
■スポーツ障害(Over Use)とスポーツ外傷の対応
 ≪スポーツ障害・実技≫膝の圧痛部位の確認/保健指導と応急処置について
 ≪スポーツ外傷・実技≫動けない場合の応急処置/シーネ固定/ニーブレース

■終わりに
*選手のプレイしたい気持ちと身体の痛みに向き合うとき/
監督やコーチ、選手に伝えたいこと/養護教諭の先生方に伝えたいこと

(108分)
2015.12

ぴよさん(3件) 購入者

非公開 投稿日:2016年09月27日

おすすめ度 おすすめ度(4.0)

もちろん予防が大切ですが、実際に生徒が痛みを訴えてきたときに、痛みの部位を正確に確認し、受診する必要があればきちんと説明できるような専門的な知識が得られる内容でした。生徒の怪我が少しでも早く治るように、ひどくならないよう早期に対応できるように、正しい知識を持って適切な対応をしていきたいです。
他の部位のスポーツ障害についても学びたいと思います。

部活動指導員さん(1件) 購入者

東京都/40代/男性 投稿日:2016年03月07日

おすすめ度 おすすめ度(4.0)

保健室の先生は、とりあえず湿布という処置や包帯を巻く、さらにはテープでグルグルにしてしまうなど、とても処置とはいえない状態にして医療機関に生徒を送りだしてしまいます、適切な判断と処置がわかっていればスムーズな患者の引き渡しが出来ると思います。ぜひ学んで知識を増やし、医療連携を図れる窓口になってほしいです。よくあるゲカがわかれば生徒も安心できると思います。