【第2巻】作曲家 内藤友樹が見る吹奏楽の今、そして未来
『コントラスト（色彩）の時代』

商品番号　M83-2

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■講師：内藤 友樹（作曲家、昭和音楽大学講師、NaitoMusic代表）

映画は『映像を見て、音が想像できる』、
吹奏楽は『音を聞いて、映像が想像できる』。

豊かな合奏には耳で感じるだけではなく、音の輪郭や色彩が映像のように見えてきます。
実際コンクールでは、指揮者や奏者の姿が見えていますし、
音の振動が身体に伝わり聴覚以外にも受け取る情報は多いです。

しかし、CDで音だけを聞いて感動する音楽には、音自体にコントラストが付き
映像が浮かび上がります。ここでは、作曲家の内藤友樹先生が、自作の楽曲を用いて
演奏にコントラストを作る方法について紹介しています。

《収録内容》

■はじめに

　・中学校や高等学校の吹奏楽において、与えられた楽譜をそのまま演奏することが大切なのか？

■演奏にコントラストを作る

　○打楽器で自然音を模倣する
　　・【小編成対応】《静寂と躍動 〜天竜川の船大工〜（完全版）》
　　・浜松聖星高等学校吹奏楽部委嘱《ステラ・マリス》
　○合唱やアンサンブルセクションを取り入れる
　　・船橋市立船橋高等学校吹奏楽部委嘱《悠久の国 〜日本〜》
　○複数のオプション楽器に対応した楽譜の利用
　　・東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部委嘱【小編成対応】《３年後の君たちへ》
　　・開智国際大学吹奏楽部委嘱【小編成対応】《吹奏楽のための戯曲 〜漆黒の精彩〜 （原典版）》
　○ピアノが聞こえる空間作り
　　・ジャパンライム委嘱【小編成対応】《時は満ち風が吹く、陽は照り絲を繋ぐ》
　○「対旋律」や「和音」を「主旋律」として聞かせる
　　・海上自衛隊佐世保音楽隊委嘱《「西海」〜伝統を受け継ぐ者たちへ〜》

■中畑先生×内藤先生による『吹奏楽指導とコンクール対策』

■講師：中畑 裕太（埼玉県川口市立青木中学校吹奏楽部 顧問）
　　　　　 内藤 友樹（作曲家、昭和音楽大学講師、NaitoMusic代表）

たくさんの指導用映像素材が出ている中、バンド指導に関してのプロといえる
バンドディレクターの行っている内容のものはなかなかありません。

ここでは、プロのバンドディレクターが現場でやっている
いくつかのコンクール対策について取り上げました。

また、中学校における吹奏楽のあり方についても、
中畑先生×内藤先生の対談と質疑応答を交えながら紹介しています。

■知っておくと便利な合奏最終奥義

　・コンクール対策としての本数計算
　・マイナスの作業
　・ユニゾン統率、低音ベースライン統率
　・合奏指導者は２パターンに大きく分類されている
　　＜１）楽曲分析型／２）イメージ先行型＞

■質疑応答

　・小編成から大編成に変わる際の選曲での注意点について
　・マイナス作業をする際の考え方について

(64分)
2018.4