高大接続を意識した英語教育と学校改革の可能性 〜公開研修会〜【全3巻・分売不可】
商品番号 E152-S
販売価格 12,000円 (消費税込:13,200円)
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■監修:山岡 憲史(立命館大学 教育開発推進機構 教授)
■講師:松川 慈(奈良県立青翔中学校・高等学校 教諭)
吉嶋 幸子(前滋賀県立玉川高等学校・教諭、現滋賀県立草津高等学校・教頭)
新学習指導要領が重視する『思考力・判断力・表現力等』の育成を目指して、学校の方針に沿いながら
グローバルな観点から高校英語教育を設計するための実践事例と、全教科を巻き込んだ学力向上を視野に入れた英語科中心の高校教育改革の事例 を学び、よりよい高大連携の在り方を探っていく機会として、お二人の先生を講師に招いて開催された研修会。
松川慈先生は、全国初の理教科単科高校における、
「将来グローバルに活躍する科学技術系人材の育成」という学校目標に向かって学校全体で授業改善を行う日々の取り組み をお話しされています。
吉嶋幸子先生は、文部科学省指定事業の研究主任として、また授業の最前線に立つ英語科教員としての
実践・研究の中で見つけた組織づくりや体制づくり、授業づくりや評価指標づくり等のノウハウ(Dos & Don'ts) を皆さんにお伝えしています。
自分なりの思考をし、問いを立て、それに答えられるかどうか。様々な事象を判断する力、それを論理的に表現していく力。大学で求められている力、そこへつなげるために高等学校でこれからやらなければならない、そんな指導実践例がここにあります。ぜひ、ご覧いただき、授業改善の参考にしていただければ幸いです。
青翔高等学校は全国初の理教科単科高校という特色を持ち、現在SSH校として2期目の指定を受け、「将来グローバルに活躍する科学技術系人材の育成」という学校目標に向かって全校体制で取り組みを進めています。最終学年である高3のゴールを、それぞれの生徒が探求科学研究について英語ポスターやスライドを作成し、プレゼンテーションと即興の質疑応答に対応できる英語力を身につけることとしています。その目標到達に向けて中学1年生から表現力を伸ばすために学年ごとに英語の授業内容を工夫しているとともに、英語科だけでなく、国語科や理数科などの他教科との教科横断的な授業内容を多く取り入れています。ここでは、論理的思考力、情報収集力、情報分析力、コミュニケーション能力といった実用的な力を、授業を通じて育てられるように学校全体で授業改善を行う日々の取り組みをお話しし、あらゆる場面で論理的に自己を表現することができる生徒たちが育っている様子をご紹介します。
≪収録内容≫
◎自己紹介、山岡先生との出会い、モットー
◎英語教員として大事にしていること
◎学校紹介 奈良県立青翔中学校・高等学校
◎「前提1」・・・大学で何が求められているか。
◎「前提2」・・・勤務校で何が求められているか。
◎求められる力を育てるための学校設定科目
1.Super Science 英語(高1&2)
2.Global Communication 英語(高3)
3.Summer Camp(高2、8月)
◎従来の英語科目とのつながり
1.英語表現との連携(高1・2)
2.コミュ英との連携(高1)
3.中学英語との連携
◎育てた力を活かす場、海外研修
◎育てた力を活かす場、海外からの訪日生徒との交流
◎他教科との連携
◎最後に・・・
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【学び方改革は学校改革ーA journey of a thousand miles begins with a single step !】
現在、高大接続改革の推進や新学習指導要領の趣旨に沿った学びの実現が、全ての学校で必要とされている中「0から1を生み出す」「協働・共有して進める」ことの大変さや離しさを感じながら日々過ごされている先生方が多くおられることと思います。このことの実現に向けて邁進し「コンピテンシーベースの学習指導への転換が、学校を、生徒を、先生を変える」「生徒は授業の変化に敏感であり、授業で変わる」ということが実感できるようになりました。文部科学省指定事業の研究主任として、また授業の最前線に立つ英語科教員としての実践・研究の中で見つけた組織づくりや体制づくり、授業づくりや評価指標づくり等のノウハウ(Dos & Don'ts)を皆さんにお伝えし、悩みや喜びを共有できたらと思っています。
≪収録内容≫
◎自己紹介
◎教員生活の中で常に問い続けていること
◎文部科学省指定「高校生の基礎学力の定着に向けた学習改善のための調査研究事業」
(H28〜H30)の指定を受けて
<玉川高等学校・研究主任として>
◎平成28年 事業指定1年目の取り組み
1年目@:「全員が実践者になろう」
1年目A:体制・組織づくり=仲間づくり
1年目B:「玉高での教育・学びの設計図」づくりの1年目、としての位置付け
・Dos@:ぶれない土台をもち、それを浸透させる=学習指導要領(現行&次期)を熟知
・DosA:「やってみよう」=外からの風を追い風にする
・DosB:軸となる組織を立ち上げ、その役割を明確に
・DosC:現状把握から始め、【長所、短所】を洗い出す
・DosD:「だけでなく」=これまでの実践を全否定しない
・DosE:【評価問題(記述式)】の作成・分析継続
・DosF:「早いのはごちそう」=FBと共有はすぐ!
・DosG:【授業研究会】の実施、ワークシートでのFB
◎平成29年 事業指定2年目の取り組み
2年目@:授業研究会、公開授業
2年目A:高大連携研修、ICT導入
2年目B:授業づくりおよび指導法の研究・実践、「学びの基礎診断」実施(試行調査、H28から)
・DosH:肩の力を抜いて、より「教職員自身が楽しい」実践へ!
・DosI:small stepとbig stepを効果的に組み合わせて、情報発信や提案を続ける
・DosJ:お気軽に!!=「見える化」「可視化」する
・DosK:ICTの活用=いろんな意味での“ツール”
・DosL:【校内授業参観月間】の改良・工夫
・DosM:授業内でペアやグループ等での活動を配する
・Don'ts:「ペアやグループで活動」しさえすれば、「アクティブラーニングの視点に立った学び」??
◎平成30年 事業指定3年目の取り組み
・DosN:Why?を解決しながら、Why?を問い続ける
・玉川高等学校<生徒の成長モデル>
・「総合的な探究の時間」のデザイン
・DosO:研修後のワークシートの改良・工夫
・DosP:つなぐ・つなげる
・DosQ:授業評価の実施とワークシートの共有
・DosR:<指定終了後も、玉川高校での“学びの探究”は続く>有形・無形の財産づくりを意識し、継続へ
・DosS:事業指定を通して出会った多くの方々との「ご縁」や「つながり」は、かけがえのない貴重な財産です!
<玉川高等学校・英語担当教員として>
<草津高等学校に転任して、今>
・「目指す生徒像(資質・能力)」と「 教育活動」をつなげるために
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監修の山岡憲史先生と講演者の対談によりそれぞれの発表を振り返り、内容をより深めていきます。さらに、高大接続の現状について考え、セミナー参加者からの質疑応答も収録しています。
≪収録内容≫
◎研修会の趣旨について(山岡先生)
◎討議1『ニーズに特化した英語教育、英語表現』〜振り返り〜(山岡先生×松川先生)
・中学1年から高校3年までにどのように変わってきたか?
・生徒への指導、生徒への接し方について
・学年ごと、学期ごと等のスモールステップでの目標をどのように意識させているか?
・ルーブリックのようなものを作成して、生徒にも持たせているか?
・基礎力の養成と、それを発信へと繋げていくためのポイントは?
・生徒がいろいろな活動に取り組む中で、基礎的な部分の演習や自学自習等に対する意識は変わってきたか?
・生徒が家庭ですることを期待、要求する活動は?
◎討議2『学力向上の取組みを通した人材育成STORY』〜振り返り〜(山岡先生×吉嶋先生)
・文部科学省指定「高校生の基礎学力の定着に向けた学習改善のための調査研究事業」における、
3年間の成果について(教師の変化、生徒の変化)
・授業に対する意識の変化、スタイルの変化(生徒に対して)について
・英語科は、学校の教育活動の中でどのような役割を担うか?
・他の教科との取り組みの中で上手くいった実践例は?
・英語科と国語科の連携について
・高大連携研修について
・PREP法について
・日頃、他の先生方にお伝えしていること
◎討議3『高大接続を意識した英語教育と学校改革の可能性』(山岡先生×吉嶋先生×松川先生)
*高大連携について(鼎談)
・大学で求められている力とは?
・大学側の対応状況について
*質疑応答
・サイエンスで必要となる用語、例文はどのようにして作成しているのか?
・大学入試(特にAO入試)と「総探(課題研究)」との関連について
・生徒のリフレクションに関しての工夫と悩み
・メタ認知とPREP法について
・アクティブ・ラーニングの成果と工夫、悩み
◎まとめ(山岡先生)
・高等学校での指導実態調査
・松川先生・吉嶋先生の実践に共通すること
・今日の発表での5つのキーワード
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2020.1