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指導者・奏者のためのアンサンブル指導
〜少ない人数で楽器の楽しさ素晴らしさを感じる〜
【全1巻】
商品番号 M100-S
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吹奏楽の演奏と違って、アンサンブルの演奏には指揮者がいません。そのため生徒たちは、合奏で指揮者の先生の指示に従って演奏を磨いてゆくのではなく、合わせを自分たちで仕切り、生徒たち自身で演奏の課題を見つけながら演奏を正してゆくことになります。自分が自分の指導者となって、演奏を磨いてゆく必要があります。
その様な特性を踏まえて、ここでは生徒たちだけでアンサンブルの効果的な練習が行えるような練習方法やポイントを紹介すると同時に、指導者の先生方がどの様にその枠組みを作り、数少ない演奏指導の際にどの様な助言を与えると良いか、紹介しています。
第1章から第4章までは指導者と奏者両方向けの内容で、第5章から第7章は指導者向けの内容となっています。特に、第3章と4章は練習方法やポイントなどを紹介しているので、これらの章を奏者である生徒たちにそのまま直接見せて頂いて、指導の教材として使用頂いても結構です。
生徒たちが輝ける環境を作り、生徒たちだけでは解決出来ない部分をしっかりサポートする。この映像を通して、指導者の先生方がその様なアンサンブル指導を行うヒントを得られましたら幸いです。
使用楽曲/
「ピーコック・ブルー」福田洋介(金管8重奏)ブレーンミュージック
「土蜘蛛伝説〜能「土蜘蛛」の物語による狂詩曲」松下倫士(木管8重奏)ブレーンミュージック
「マカーム・ダンス〜7人のフレキシブルアンサンブルのために」片岡寛晶(フレキシブル7重奏)ブレーンミュージック
「ロックポート」広瀬勇人(フレキシブル5重奏)ブレーンミュージック
《収録内容》
■はじめに
*吹奏楽とアンサンブルの違い
■第1章:アンサンブルの演奏とは
最初に、アンサンブルの演奏にはどの様な作業があるのか見ていきます。
*アンサンブル演奏の全体像
■第2章:編成・選曲・並び順
この章では、アンサンブル演奏での準備段階での作業についてご紹介します。
@編成について
A選曲について
技術的に無理のない曲、技術をアピール出来る曲、ソロが活躍する曲、自分たちの編成に合った曲の紹介
B並び順について
■第3章:合わせのポイント
◎第3章I:どの編成にも共通するポイント
アンサンブルには様々な編成がありますが、どの編成にも共通する練習ポイントについて紹介します。
@音の入りを揃える
A音の切りを揃える
B音の形を揃える
Cユニゾンを揃える
Dcresc/dimを揃える
E主旋律・対旋律などを演奏する
Fハーモニー・リズムなどを演奏する
Gバスを演奏する
◎第3章II:打楽器の入ったアンサンブル
部員数の減少などにより、近年は打楽器が管楽器に混じって一緒にアンサンブルを演奏するケースが多く見られる様になり、またそういった作品も多く発表される様になりました。その練習のポイントを見ていきます。
@セッティングについて
A音量について
B管と同じ動きか、独立した動きか
◎第3章III:フレキシブルを演奏する
様々な組み合わせで演奏できるフレキシブル作品は、少子化で部員数が少なくなった現在のスクールバンドにおいて、なくてはならない分野となりました。
ただ、バンドの事情に合わせて楽器の組み合わせを選べるという利点がある反面、組み合わせによってはバランスが取りにくい、音色が合いにくいといった問題点も出てくるため、その対処法を見ていきます。
@楽器の組み合わせを工夫する
Aパートの振り分けを工夫する
B音の形、音色を合わせる
C音楽上の役割を整理する
D鳴りすぎる音、鳴らない音に注意する
◎第3章IV:無調・現代風の作品を演奏する
何だか難しそうで、自分たちではどこから手をつけて良いのか分からないという人も多いと思いますが、無調・現代風の作品も下記の項目で体系的に合わせを行うことで、演奏を磨くことが出来ます。
@譜読みをする
A同じ動きの入り・切りを揃える
B同じ動きの音の形・長さを揃える
C音量の差をつける
D音色の差をつける
E「不協和音」と「協和音」の差をつける
Fソロのフレーズを研究する
■第4章:合わせと並行して行うこと
アンサンブルの演奏は、ただ単に合わせを繰り返しているだけでは練習がマンネリ化し、なかなか思うように演奏が上達していきません。より効率の良い合わせを行うためのいくつかのポイントを紹介します。
*スコアを読む・自分の役割を知る
*曲について調べる
*他の団体の演奏を聴く
*自分たちの演奏を録音する
*身近な誰かに演奏を聴いて貰う
■第5章:アンサンブルにおける指導者の役割
指導者の先生がアンサンブル指導を行う際のポイントを紹介します。
@「枠組み」を作る(編成、選曲、代表の決定方法、など)
A「練習の仕方」を教える
B「演奏指導」をする
■第6章:指導者によるアンサンブル指導(初期段階)
この章では、指導者の先生による初期段階のアンサンブル指導の例を具体的に見ていきます。
*大まかに予習しておく
*曲全体を聴き、全体の印象を伝える
*視覚的な要素を確認する
*メロディ・伴奏のバランスを確認する
*音の入り・切り、音の形など細部を確認する
*三和音の音量バランスを確認する
■第7章:指導者によるアンサンブル指導(仕上げ)
本番が近くなり、いよいよ仕上げの段階での指導例を見ていきます。
*コンテストのカット
*広い場所で音の伸び、飛ばし
*音量の移り変わり
*大中小のクライマックス
*緊張と緩和
■おわりに
2020.12