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足部・足関節の機能からみた理学療法
〜運動連鎖の観点から行う臨床的な工夫〜
【全2巻・分売不可】
商品番号 ME292-S
販売価格15,000円(消費税込:16,500円)
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運動学的な観点を踏まえた評価とアプローチ!
足部は、身体が原因となったり、または足部そのものが原因となったりして運動機能の障害をもたらします。多種多様な運動障害の要因があり、結果となる部位です。これらをどう捉えていくか、運動学的な観点を踏まえ私たちが日常的に行っている評価、アプローチの方法について紹介します。
立位歩行時における足部は、身体の土台となり上行性・下行性の運動連鎖の観点から、その評価、結果の捉え方は多種多様となりますが、姿勢制御のコントロールを足部のコントロールと合わせて行うことで改善方向に導く可能性が十分示唆されています。
ここで紹介する評価方法の判断基準についてはいろいろと考察等がありますので一つひとつを全て解説することはできませんが、全体像と合わせてご判断いただき、その評価からアプローチの内容を考えていただくということになると思います。また、足部のテーピングを行いインソールについての解説も加えていきます。
足部は多くの関節を有しているため、よく観察しよく触り動かし評価することがなによりも重要となります。立位歩行時における足部・足関節は、身体の土台であるので、その影響力を十分理解し、膝関節、足関節、体幹の障害であったとしても足部のアプローチを合わせて行うことで治療に役立つことを経験しています。
今回の動画が、皆様方の臨床上の展開に役立つことを願っています。
足部・足関節の機能をどのように捉えるかを運動学的な観点からの考察し、その評価方法(静的評価、可動性評価、動的評価、運動連鎖評価)について紹介する。
■イントロダクション
■足部・足関節の運動学〜足部・足関節の機能とその捉え方〜
・運動連鎖とは
・全身性関節弛緩性テスト
・関節弛緩性と関節安定機構
・動作の代償性と非代償性
・足部機能と支持面(支持基底)
・足部・足関節の機能
・推進力の発揮
・側方への体重移動 股関節と足関節(距骨下関節)の連携
■足部の静的評価
・脛骨の捻転
・後足部マーキング
・LHA(Leg Heel Alignment)
・踵骨傾斜角
・内側縦アーチの形状(座位、立位、片脚立位)
■足部の可動性評価
・ショパール関節と距骨下関節の関係
・距腿関節の底背屈
・距骨下関節の回内外
・ショパール関節の回内外
・中足趾節関節(MP関節)の底背屈
■足部の動的評価(下肢荷重位での評価)
・内外反テスト
・スクワッティングテスト(ニュートラルテスト、Knee-in/Toe-out、Knee-out/Toe-in)
・片脚立位
・片脚スクワット
■運動連鎖評価
・骨盤側方移動による運動連鎖の評価(立位側方体重移動)
・体幹回旋による運動連鎖の評価(立位振り向き動作)
運動学的な観点、評価を踏まえた各種アプローチの方法(関節可動域運動、筋力・筋機能トレーニング、テーピング)を解説と実技を交えながら紹介する。
■関節可動域運動
・距骨の後方滑りの促通
・遠位脛腓関節(腓骨)の挙上、開排、後方移動の誘導
・伸筋支帯へのアプローチ
・屈筋支帯へのアプローチ
・腓骨筋支帯へのアプローチ
・長母指屈筋へのアプローチ
・腓腹筋、ヒラメ筋のダイレクトストレッチ
・距骨下関節のモビライゼーション(距骨の前方滑りの促通)
・KFPの徒手的アプローチ
■筋力・筋機能トレーニング
◎底屈筋トレーニング
・ヒラメ筋:座位、スクワットポジション、片脚スクワットポジション
・腓腹筋:立位、片脚立位、足趾の影響を外した選択的なトレーニング
◎足部内在筋トレーニング
・OKCでの足趾分離運動/OKCでの足趾分離運動(総合屈曲)
・semiCKCでの床面(パッド)を圧迫するトレーニング
・CKCでの床面(マット)を足趾で圧迫:立位
◎協調性トレーニング
・タオル上での片脚バランス・T字バランス
・板上での後足部支持および前足部支持によるスクワット
・板上での上半身運動
・板上での足部内外側支持での片脚支持トレーニング
・ドロップスクワット
・スモールジャンプ
・フロントスクワット位からの前足部支持+体幹運動
■テーピングとインソール
<マーキングと評価>
・足底のマーキング(内側縦アーチ、外側縦アーチ、中足骨レベルの横アーチ)
・インソールパッドの貼付位置
<テーピングの評価からインソール>
・後足部回外誘導のテーピング
・後足部回内誘導のテーピング
・前足部第1列底屈誘導テーピング
・前足部第1列背屈誘導テーピング
■エンディング
2021.04