高校英語・スローラーナー支援のための実践的指導法と教材開発
〜「つまずき」を克服するための授業と教材について〜
【DVD3枚組】
商品番号 E159-S
販売価格15,000円(消費税込:16,500円)
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★「文法、単語、スピーキング、音読、マルチメディア」の観点からの実践・検証を発表
★「つまずき」の中味を明確化し、授業改善へつなげる様々な工夫、取り組みを紹介
★英語授業指導法のユニバーサルデザイン化を目指す取り組み
このDVDは監修者である安木真一先生が研究されている「高校英語におけるスローラーナーを支援するための実践的英語指導法と教材開発に関する研究」(JSPS科研費JP25370685)に関する最終発表会(科研発表会・2020年1月13日)の模様を収録・編集したものです。
どのような学校にも授業についていけないスローラーナーの生徒は一定数在籍します。そして英語に苦手意識を持つようになり、さらに英語から離れていってしまいます。
今回ここでご紹介する取り組みでは、一度つまずいた高校生がそのつまずきを克服するための授業手法を新たに提示するとともに、多くの高校の英語教員が実施している手法を改善することで、他の高校の教室でも使用可能な方法を開発することを目指しています。
そのための具体的な施策、とりわけスローラーナーを支援するための英語指導法や教材開発について発表していただきました。
ここで発表された様々な事例をスローラーナー支援のための日々の授業改善や教材開発の一環としてぜひとも参考にしていただければと思います。
≪収録内容≫
■研究の概要と本日の発表
コーディネーター:安木 真一(京都外国語大学・京都外国語短期大学)
高校英語におけるスローラーナー支援のための英語指導法を確立し、教材を開発するための計画と実行方法を発表していきます。「つまずき」の要素を明確にして、そこからどのようなアプローチで様々な指導法や教材開発を目指したのかそれらの概要をまとめた内容となっています。
・本日の目標/研究の概要/研究の方向性/各実践研究の紹介
■高校生のためのフォニックス指導
発表者:梶谷 和司(京都府立久御山高等学校)
カタカナ英語を使う生徒や、正しい発音を理解せずに授業に取り組んでいる生徒が多くいます。一般的には小学生などが取り組むフォニックスですが、それを高校の英語授業で取り組むことで間違った発音から正しい発音への矯正をすることが可能です。実際のワークショップとともにご紹介します。
・はじめに〜なぜ高校生にフォニックスか?〜/ワークショップ/生徒の学習効果と学習後の感想/まとめ/質疑応答
■工業高校におけるスローラーナーに配慮した授業プロセス
発表者:近藤 秦城(三重県立桑名工業高等学校)
進学校とそうでない学校では比較すると進学校でない学校の方が学習意欲の差もあり、スローラーナーの比率が大きくなる場合があります。進学校と工業高校での教鞭を経験した近藤先生に、学習意欲が低下している中でも生徒に興味を持ってもらえる授業づくりを紹介していただきました。
・動機づけ/リーディング/英借文/問題点と活動の評価
■後置修飾の習得を目指すアニメーション教材
発表者:近藤 秦城(三重県立桑名工業高等学校)
英語の文法指導をする上で、なかなか生徒に理解されない文法が多くあると思います。簡単なアニメーションを駆使した映像教材を使うことで視覚的な変化で動機付けにもなり、口や黒板では理解しづらい文法も理解してもらえるようになります。
・文法指導について/後置修飾のアニメーションを使った映像教材/関係代名詞(目的格)のアニメーションを使った映像教材/質疑応答
≪収録内容≫
■スローラーナーに対する効果的なコミュニケーション活動(言語発信)指導
発表者:岩崎 美佳(京都市立日吉ケ丘高等学校)
音読やスピーチ活動、ディベートなどが英語のコミュニケーション活動として効果的ですが、語彙や文法も定着しておらず、英語が嫌いな生徒に無理にコミュニケーション活動をさせてもさらに英語に対する苦手意識が増してしまいます。しかし、そんなスローラーナーに対して段階的にコミュニケーション活動をさせていくことで、英語に対する苦手意識を克服し英語力を向上させることができます。
・疑問と仮説/検証・アンケート/実践例/実際のスピーチ/指導実践/まとめ/質疑応答
■英語表現授業におけるスローラーナー指導
発表者:村木 美奈子(浜松市立高等学校)
一つの学校、一つの教室でも様々な生徒がいて、英語が得意な子、苦手な子、コミュニケーションが得意な子、苦手な子が混在している状況でスローラーナーを含めてそれぞれ学ぶペース、つまずくポイント、学習スタイルなどは異なります。その中でも生徒全体の英語力の向上を図る授業づくりとはどうしていけばよいか、その研究内容を発表していただきました。
・スローラーナーとは/授業の5つの基本方針/活用例/実際の授業の流れ/英語学習についてのアンケート結果紹介/質疑応答
■スローラーナーに対するマルチメディアを用いた語彙・文法指導
発表者:渡部 正実(岐阜県立可児高等学校・前岐阜県立加茂高等学校定時制)
夜間に授業が行われる定時制高校の生徒には、「仕事を終えた後に授業を受ける」など他の学校の生徒より、学習時間が限定されてしまいます。そんな中でもマルチメディアを効果的に使うことでスローラーナーを取りこぼすことなく、学習意欲を向上させながら英語力をつける授業づくりを講義していただきました。
・双方向授業をするためのコンテンツ/授業の流れ/課題/メディアとしてのハンドアウト/文法指導/ICTの活用について/活用例/課題/質疑応答
≪収録内容≫
■音読中心の4技能統合型指導におけるスローラーナー指導(2019)
発表者:松田 裕史(鳥取県立鳥取西高等学校)
県内有数の進学校でもあり難関大学受験者も数多く、また同時にスローラーナーも存在する環境の中で、音読活動を中心とした4技能統合型指導の実践を通して明らかになったその効果と課題について、松田先生に解説をしていただきました。
・2018年度の実践/2019年度の実践/最後に/質疑応答
■音声と文法上のつまずきを克服するための10の指導法の提案
発表者:安木 真一(京都外国語大学・京都外国語短期大学)
音声と文法のつまずきには、つまずきのレベルがそれぞれ存在しています。音声は音素レベル→語彙→チャンク→文・文章のつまずき。文法のつまずきは語順とチャンク。スローラーナーのそのほとんどがこれらの要素でつまずき、苦手意識をもってしまいます。ここでは、それらのつまずきを克服していくための「10の指導法」を活動例を交えて提案いたします。
・音声のつまずきを克服する指導法/文法上のつまずきを克服するための指導法/音声・文法と受験
■全体を通しての質疑応答
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